1 名前:名無しのベースボールファンさん:2014/04/16 11:30:15

今季の交流戦(5月20日~6月22日)全試合で、指名打者(DH)制を採用する方向
であることが15日、スポーツ報知の取材で分かった。
DH制はパ・リーグの主催試合でのみの採用だったが、12球団が今季からセ・リーグの
本拠地での導入を検討していることが判明。

交流戦開始10年目に、歴史的な改革が行われる。関係者の話を総合すると、
12球団の間ですでにセ・リーグ主催試合でのDH制導入について検討が始まっているとみられ、
前向きに進んでいるという。

05年に交流戦が始まったが、当初から首脳陣や選手の間では「交流戦をやるのであれば、
全試合指名打者制にして、すべて同じ条件で戦ってもいいのでは」という声が上がっていた。
今年は、プロ野球創設80周年の記念のシーズン。12球団のフロントがユニホーム組の意見を取り入れ、
水面下で議論を進めていた。調整は大詰めを迎えている模様だ。

昨季、巨人はDHありとなしで比較した場合、ありの方がチーム打率は2割8分9厘と
セの6球団では断トツで、指名打者の打率は3割4分で12球団で一番いい。
数字だけでもメリットはあるが、起用法にも幅が出る。

阿部をDHとし、“鬼肩”と思いきりのいい打撃で売り出し中のドラフト1位、小林のスタメンマスクが
増えるかもしれない。
現状では控えの高橋由をDHで使うこともできるし、守備重視なら、アンダーソンをDHとし、
外野陣は長野、松本哲、橋本の鉄壁トリオで形成することが可能だ。

二刀流の日本ハム・大谷は今季、守備での負傷や投球への負担を考慮し、
野手で先発した7試合中5試合でDHだが、同じ起用法で交流戦を戦えるのはプラスだ。

シーズン中では異例の新制度採用になるが、すべてはファンのため。
投手が打席に入る必要がなくなり、どのチームも攻撃力がアップするに違いない。
先発は打順を気にすることなく、ピッチングに専念できる。
代打や中継ぎ投手の働き場が減る可能性はあるものの、24試合と数の少ない交流戦では、
各チームのエース級対主力打者の対戦が増え、力対力の名勝負が増えることは必至だ。
80歳を迎えたプロ野球が、変わろうとしている。(以下略)

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http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20140416-OHT1T50119.html