1 名前:名無しのベースボールファンさん:2014/04/04 19:30:40

野球好きの上司と話を合わせる“ツボ”教えます! 2014年04月04日

 サラリーマンの処世術で、もっとも重要なのが「コミュニケーション」だ。
社内でも得意先でも、会話が盛り上がれば後々の仕事にプラスに
なることが多くなる。とはいえ、歳の離れた上司と共通の話題を
見つけるのもなかなか難しいもの。そんなときの鉄板ネタが「野球」だ。

 昨晩の野球の結果で機嫌が変わる、飲み屋で昔話を始めたら
朝まで止まらない――そんな上司は身近にいないだろうか?
そこで、そんな野球好きの上司と上手にコミュニケーションをとれる“ツボ”を、
コアな野球専門誌『野球太郎』(廣済堂ベストムック)編集部に教えてもらった!

***

 営業マンが話題にしてはいけない三大タブー。それは「政治」「宗教」、
そして「野球」である。この警句には多分にジョークの要素も
含まれているとはいえ、一方で、それくらい人によって哲学、
嗜好(しこう)が分かれるということを頭に入れておこう。

 その上で、まず調査しておきたいのが、「上司が『巨人ファン』なのか、
『アンチ巨人』なのか」。年配の野球ファンにとっては、
野球観のみならず、「与党か、野党か」というくらい政治観、
いや人生観すらも問われる大問題なのだ。アンチ巨人の上司に向かって
「長嶋ってすごかったんですか?」と聞いても、いまいましげな顔をされるだけ。

 もし上司が70年代の巨人ファンなら、「長嶋の引退試合の日、
どこで何をしていましたか?」と聞き、アンチ巨人であれば
「(監督として)長嶋が巨人を最下位にしたんですよね?」
と聞くのがテッパンだ。それぞれの立場から饒舌に語ってくれるだろう。

 また、野球好きの上司ならば、きっと『プロ野球ニュース』(フジテレビ)の
視聴者だったはずだ。

>>2-5辺りに続く)

週刊プレイボーイ15号「総力特集16ページ プロ野球伝説の瞬間 1970年代~2000年代編」より
http://wpb.shueisha.co.jp/2014/04/04/28583/

2 名前:名無しのベースボールファンさん:2014/04/04 19:30:40

(>>1からの続き)

『プロ野球ニュース』は1976年から94年にかけて放送された、
プロ野球全試合のダイジェストを見せる野球ニュース番組
(現在はCSで放送中)。名司会者・佐々木信也(元大毎オリオンズほか)を
懐かしむ声は今なお多い。もしキミが番組の名物コーナー「今日のホームラン」
でかかるBGM『Vibrations』をハミングしたら、上司は泣いて喜ぶだろう。

 さらに、「野球好きの上司」=「監督好き」である確率は非常に高い。
管理職ゆえ、名将の采配からヒントを得ようと必死なのだ。

 90年代の監督はカラーが鮮明だった。多くの管理職が師と仰ぐのは、
ヤクルトで「ID野球」を広めた野村克也、そして常勝・西武を築いた
森祇晶(前任の広岡達朗の管理野球に心酔する人も多いので要注意)
だろう。また、イチローを登用し「日替わりオーダー」でオリックスを
活性化させた仰木彬、存在するだけでカリスマ性を発揮した
巨人・長嶋茂雄……。以上の監督と、上司の言動に重なる部分があったら、
それは影響を受けた可能性が高い。その監督の話を積極的に振ってみよう。

 選手の話で盛り上がるのもひとつの手だ。80年代に強烈な
インパクトを残した選手なら、“ドカベン”の愛称で親しまれた
巨漢スラッガー・香川伸行(元南海)や、メガネ顔の極端な
オープンスタンスに味わいを感じる八重樫幸雄(元ヤクルト)。
そして、山森雅文(元阪急)の名前も覚えておきたい。

 山森は81年に外野フェンスによじ登って、本塁打性の打球をつかみ捕る
超ファインプレーが語り草になった。このプレーは本場アメリカでも称賛され、
米国野球殿堂にも写真が飾られているという。「本物志向」の強い
上司に山森の名前を出してみたら、「おっ、おまえわかってるじゃないか」
とお褒めの言葉をいただけるかもしれないぞ。

 90年代の選手で絶対に押さえておかなければならないのは、
松井でもイチローでもなく、野茂でもKKでもない。
伊藤智仁(ヤクルト)である。特に「新人の年の伊藤智仁」が
ポイントだ。93年にキレキレの「高速スライダー」を引っ提げて
三振を奪いまくったシーンは、誰もが脳裏に焼きついている。

(続く)

3 名前:名無しのベースボールファンさん:2014/04/04 19:30:40

(続き)

 残念ながら故障で全盛期は短かったが、短命ゆえそのピッチングは
伝説となった。「いかに伊藤のスライダーがスゴかったか」を語るとき、
最低1時間はかかるはずだ。

 そして00年代の隠れプロ野球ファンを刺激する選手の
ひとりは、斉藤和巳(元ソフトバンク)。1990年代の
伊藤智仁(元ヤクルト)と同様、短命ながら03年に
20勝3敗をマークするなど強烈なインパクトを残した投手である。

 ただし、ここ数年、プロ野球ファンの「マニア化」をひしひしと
感じるのも事実。視聴率の低下などで地上波でのテレビ中継が
激減した2000年代。それでも球場の観客動員数が
落ちているわけではなく、人気低迷とまでは言い難い。
むしろ、今まで大衆的だった野球というスポーツが、
今は特定のファンが楽しむディープなものになってきた印象を受ける。

 これは、マニアックな野球ファンにとっては微妙な状況だ。
プロ野球が大衆的ではないということは、職場で大っぴらには
野球の話ができないということ。しかし一方で、あなたの職場にも、
ひっそり十字架を隠し持っている隠れキリシタンのような、
「隠れプロ野球ファン」がいるのかもしれない。